組曲 恒星シリウスまとめました!

少し前ですが、YMOの坂本さんも高橋さんを追って逝ってしまいました。むかしYMOの”Rydeen”と言う曲にあこがれて、シンセサイザーを借りていろいろ練習した事を思い出します。当時はモノフォニックシンセサイザーと言って、単音でしか音が出ないものが主で、それでも数十万円もした時代でした。たまにバンドの練習に疲れた時、”戦場のメリークリスマス”を思い出しながら弾くと癒されました。お悔やみ申し上げます!

さて、組曲 ”恒星シリウス”がばらばらにいろんな記事に分散していたので、少し手を加えて一か所にまとめました。曲はアップロードのデータ量制限で10MB前後との事、クオリティーが少し下がりますが、MP3に圧縮を掛けています!

組曲 恒星シリウス!

  序曲 恒星シリウス(創生期)

シリウスは夜空を眺めて一番明るい星です。冬の大三角形の一つで、地球から約8.6光年離れています。今見ているシリウスは8.6年前の姿を見ている事になります!(シリウスは一つの星ではなく2つの連星になっています)

そんなシリウスを思い浮かべながら創った曲です。シンセサイザーは古き良き時代の名機、YAMAHA SY-85を使用しています。聴いてみて下さい!

  第2楽章 恒星シリウス(平穏)

シリウスは、シリウスAと、シリウスBと呼ばれる2個の恒星から成る連星です。連星はお互いの重力に影響され、重心の周りを軌道運動している恒星です。

主星はシリウスAで年齢は2~3億年とされ、質量は太陽の2倍程度とされています。太陽の年齢が約46億年とされていますのでかなり若い恒星ですね。シリウスBは質量がAより大きい為、実はすでに1億2,000万年前頃シリウスAより先に寿命を迎えたそうです。

第1楽章では周りのガスやちりを取り込み、恒星となりつつあるシリウスの創生期の曲です。第2楽章では連星となって平穏な時期を過ごしつつ、かつ巨大な重力で成長を続ける様をイメージして創りました!

  第3楽章 恒星シリウス(Bの膨張)

星の一生は大きく分けて2通りあります!太陽の約8~10倍の重さより軽い恒星は、シリウスBのように寿命がくると、膨張を始め赤色巨星となり、やがて惑星状星雲となって形を失い、元の星の芯となる小さな白色矮星だけが残ります。いづれそれも完全に冷えてシリウスAも見えなくなります。太陽も金星くらいまで呑みこんだのち、惑星状星雲となって消滅し白色矮星だけが残ると言われています!

次回は太陽の約8~10倍の重さより重い恒星の最後をご紹介いたします!恒星シリウス第3楽章、白色矮星となったシリウスBの様子です。聴いてみてください!

  第4楽章 恒星シリウス(Bの最期)

前回恒星の一生は大きく分けて2通りあるとご紹介しましたが、今回は太陽の約8~10倍の重さより重い恒星の最期を簡単にご紹介致します!

恒星の中心部分では水素の核融合反応が起こっていますが、大質量星(太陽の約8~10倍以上)では重い元素が次々と作られて、鉄の中心核が形成されます。鉄は原子核の結合エネルギーが最も強い為、これ以上の核融合は起こりません。大質量による自身の重力でやがて収縮が始まり、重力崩壊により超新星爆発を起こし最期となります!その後、質量が太陽の2~3倍程度の恒星は芯だけが残り中性子星となります。その質量は想像をはるかに超え、中心部分で1015[g/cm3]だそうです。1リッポウセンチで10億トンとなります!これを超える質量になると皆さんご存知のブラックホールになります!・・・ブラックホールは脱出速度が光より早い為見る事が出来ません!

既にご紹介致しました、シリウスBはこれより質量が小さい為、やがて冷えて見えなくなります。第4章はそんなシリウスBの最期を曲にしました!

  最終楽章 恒星シリウス(未来)

第4楽章では、シリウスBの最期をイメージした曲でした。最終楽章では恒星シリウスの未来をイメージした曲です。シリウスの主星シリウスAは、太陽の約2倍の質量ですが、今後約10億年は夜空で最も明るい星として君臨し続けると思われます!

ご視聴有難うございました!・・・植物のネタ作らないと

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